glui : OpenGL / glut 用簡易ウィジェット

1.glui とは?
2.glui の概要
3.glui のインストール
4.glui 入門

3.glui のインストール

glui のインストール方法について,Cの処理系から OpenGL, glut を含めて簡単にまとめます.

Windows XP, Visual Studio .NET

  • 処理系のインストール
    1. Visual Studio .NET をインストールする

  • glut のインストール
    1. Windows 用の glut である,glut-3.7.6-bin.zip を入手、展開 (http://www.xmission.com/~nate/glut.htmlから)
    2. glut32.dll を C:\WINDOWS\system32 に入れる
    3. glut.h を C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET\Vc7\include\GL に入れる
    4. glut32.lib を C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET\Vc7\lib に入れる
    インストール場所などは Windows2000 だったり Visual C++ 6.0 だったりすると少し違います.

  • glui のインストール
    1. glui_v2_1_beta.zip を入手、展開
    2. 展開したディレクトリ中の msvc\glui.dsw を読み込むと、vc7.0 の形式に自動的に変換される
    3. glui.h の中の #include <GL/glut.h> を std**.h の後ろに移す(前にあるとエラーになる)
    4. 同様に、example1.cpp 〜 example5.cpp の #include 冒頭に
      #include <stdio.h>
      #include <stdlib.h>
      の2行を追加.
    5. ビルドする
    成功したら、サンプルの動作を確認。

Windows XP, MinGW (または cygwin) の gcc

  • 処理系のインストール
    1. MinGW-3.1.0-1.exe もしくはより新しいものを入手、実行(http://www.mingw.org/から)
      デフォルトでは C:\MinGW にインストールされるので,以下はそれを仮定する
    2. C:\MinGW\bin にサーチパスを通す.
      [マイコンピュータ]右クリック-->[プロパティ]-->[詳細設定]タブ-->[環境変数]下段の[システム環境変数] の "Path" 末尾に以下を追加
        C:\MinGW\bin;
    3. コマンドプロンプトから gcc が実行できることを確認
    4. make をインストールする.上と同じ場所から,mingw32-make-3.80.0-3.exe もしくはより新しいものを入手、実行
      C:\MinGW\bin にインストールされる
    5. C:\MinGW\bin の mingw32-make.exe を make.exe に名称変更

  • glut のインストール
    C:\MinGW\lib には libglut32.a, libglut.a などがあるが、なぜか glut.h がない。
    1. Windows 用の glut である,glut-3.7.6-bin.zip を入手、展開 (http://www.xmission.com/~nate/glut.htmlから)
    2. glut32.dll を C:\WINDOWS\system32 に入れる
    3. ming32gl.zip を google 等で探して展開し、GL ディレクトリの中身をすべて、C:\MinGW\include/GL と置き換え。
    4. プログラムの動作確認.ソースプログラムを glut.c とすると
      gcc -o glut glut.c -lopengl32 -lglut32
      としてコンパイルし,実行してみる.

  • glui のインストール
    1. glui_v2_1_beta.zip を入手、展開
    2. makefile の編集
      • CC=CC -g0 -o32 とあるところをコメントアウト(行頭に # をつける)
      • cc=g++ -O3 の行の頭の # を取る
      • GLLIBS=-L${GLUT_LIB_LOCATION} -lglut -lGL -lGLU を以下のように変更
        GLLIBS=-lopengl32 -lglut32 -lglu32
      • libs = の "-lXmu -lXext -lX11 -lXi" を削除する
      • 従来は CFLAGS = -mno-cygwin とする必要があったが、現在は不要のようだ。
      • GLUT_LIB_LOCATION, GLUT_INC_LOCATION の定義は不要なので、気になる場合はどちらも . などにしておけばよい。
    3. フォルダを2つ作成する(lib と bin)
    4. glui.h の編集
      • friend <クラス名> となっているところ(7箇所)を friend class <クラス名> に変更する
        (make してみて、エラーの出る行、およびその周辺)
      • example*.cpp の main の戻り値の型を修正する
        void main(..) となっているのを int main(..) に変更
    5. make する
    6. bin ディレクトリのサンプルの動作を確認。 また、lib/libglui.a, glui.h を適切なディレクトリにコピー

Windows, borland C++

コンパイラは borland の WWW サイトからフリーでダウンロード可能。
しかし,glut は利用可能であるものの,コンパイラの仕様が古いためか glui は使えないようなのでここでは触れない。
(使える方法があったら教えてください.)

Linux (VineLinux 3.0)

  • 処理系のインストール
    通常のディストリビューションには開発ツールがたいてい標準で付属しているのでインストール時に選択しておく. しかし Vine 3.0 は、 gcc は入っているが、ライブラリ類が入っていないため,入れる必要がある.
    1. Linux インストール直後の apt の操作
       apt-get update
        apt-get script install-devel.lua
      
    これらの手順がエラーで失敗するときは、手作業で devel のパッケージを入れる.

  • glut のインストール
    1. apt-get install glut-devel と実行
      (適切なディレクトリに glut.h, libglut.so などが自動的に入る)

  • glui のインストール
    1. glui_v2_1_beta.tar.gz を入手、展開
      tar xzvf glui_v2_1_beta.tar.gz
    2. makefile の編集
      • GLUT_LIB_LOCATION を /usr/lib に変更
      • GLUT_INC_LOCATION を /usr/include に変更
      • GLLIBS に -L/usr/X11R6/lib を追加
      • CC=CC -g0 -o32 とあるところをコメントアウト(行頭に # をつける)
      • cc=g++ -O3 の行の頭の # を取る
    3. ディレクトリを作成する
       mkdir lib bin
    4. glui.h の編集
      • friend <クラス名> となっているところ(7箇所)を friend class <クラス名> に変更する
        (make してみて、エラーの出る行、およびその周辺)
      • example*.cpp の main の戻り値の型を修正する
        void main(..) となっているのを int main(..) に変更
    5. make する
    6. bin ディレクトリのサンプルの動作を確認。 また、lib/libglui.a, glui.h を適切なディレクトリにコピー

Macintosh

  • 処理系のインストール
    Mac OS X には開発環境が付属しているため,インストールしておく.

  • glut のインストール
    Mac OS X のフレームワーク機能を利用する.
    1. ターミナルから以下のコマンドを実行する.
      sudo mkdir /usr/local/include
      sudo mkdir /usr/local/include/GL
      cd /usr/local/include/GL
      sudo ln -s /System/Library/Frameworks/GLUT.framework/Headers/* .
      sudo ln -s /System/Library/Frameworks/OpenGL.framework/Headers/* .
      
    2. プログラムをコンパイルするときは,gcc のオプションに
      -framework OpenGL -framework GLUT -framework Foundation
      を追加して行う.

  • glui のインストール
    1. glui_v2_1_beta.tar.gz を入手、展開
      tar xzvf glui_v2_1_beta.tar.gz
    2. makefile の編集
      • GLUT_INC_LOCATION を /usr/local/include に変更
      • CC=CC -g0 -o32 とあるところをコメントアウト(行頭に # をつける)
      • cc=g++ -O3 の行の頭の # を取る
      • libs の行を以下のように編集する
        libs = -framework OpenGL -framework GLUT -framework Foundation
      • ar -r の行の次に以下の行を追加(行頭にタブをつけて,ar の行と左端を揃える)
        ranlib lib/libglui.a
    3. ディレクトリを作成する
       mkdir lib bin
    4. glui.h の編集
      • friend <クラス名> となっているところ(7箇所)を friend class <クラス名> に変更する
        (make してみて、エラーの出る行、およびその周辺)
      • example*.cpp の main の戻り値の型を修正する
        void main(..) となっているのを int main(..) に変更
      • example*.cpp のすべてについて,main の最初に glutInit() を追加する.
        glutInit(&argc, argv);
    5. make する
    6. bin ディレクトリのサンプルの動作を確認。 また、lib/libglui.a, glui.h を適切なディレクトリにコピー

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